世田谷観光だより

〜世田谷を中心に東京ローカルをたのしむ〜
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2019年4月19日(水)来訪東京都隅田区の「隅田川神社」 (Click!) に参拝しました。

平安時代末期の治承年間(1177-1181年)、関東に下ろうとしていた源頼朝が暴風雨に遭って祈願したのがはじまりと伝わっていますが、鎮座の年代は未詳。
荒川の下流、鐘ヶ淵を越えて大きく曲がったこの地は、隅田川の落ち口(終点)で、かつては鬱蒼とした森が広がっていたようです。
当時、この地から入江が始まり、海となっていたことから「江の口」、つまり「江戸」の語源にもなったといわれるそうです。
「水神社」または「浮島の宮」と呼ばれ、隅田川の船頭や荷船仲間に広く深く信仰されてきた神社です。

[御祭神]
速秋津日子神(はやあきつひこのかみ)
速秋津比賣神(はやあきつひめのかみ)
鳥之石楠船神(とりのいわくすふねのかみ)
大楫木戸姫神(おおかじきどひめのかみ)
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【左】鳥居の内側に立っている碑。「水神社 船霊社」と書かれています。【中央・右】狛犬ならぬ「狛亀」が! さすが水神さま!?
[きっかけの神さま&散策ポイント]
4月1日に引いた神さまカードは「鳥之石楠船神(とりのいわくすふねのかみ)」でした。
この神さまがご祭神となっている神社を調べると、船だけじゃなく飛行機にかかわるところもあります。船は空に浮かべば飛行機……面白いな、と思いました。堀田さんからもらった「時空を超えてススメ!」というコメントも、わくわくします。

その昔は水神の森として「江戸名所図会」や水神社として葛飾北斎の「雪月花」という作品にも描かれた隅田川神社。現在地はかつての立地から100mほど移動したところだそうです。そして鳥居は大きな団地に囲まれ、団地内の敷地、隣接する公園(都立東白鬚公園 (Click!) )を抜けてたどり着くお社の拝殿の背には首都高が走る……古の姿と今とを思いめぐらすのがまた、面白いな〜、と思った一日でした。
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東白鬚公園の案内板
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案内板、隅田川神社部分を拡大
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2019年4月3日(水)来訪
千葉県長生郡一宮町の「玉前(たまさき)神社」 (Click!) に参拝しました。

房総半島九十九里浜の最南端に位置する一宮町にあるこのお社は、「延喜式」にも名神大社として名を記された歴史ある神社です。一年を通して温暖な気候に恵まれ、縄文時代から人びとの営みがある土地に建っています。しかし戦国期の永楽年間に戦火により多くの記録を焼失し、創建の時期や由来などについては不詳とのこと。
上総国一の宮として、朝廷、豪族、幕府からの信仰を集めた格式高い神社であり、また、西端を出雲大社とする「レイライン」の東の起点に位置し、関東屈指のパワースポットとしても有名だそうです。
9月10日から13日に行われ「上総十二社祭り」と称される例祭は、房総半島に多く見られる浜降り神事の代表として広く知られているそうです。

[御祭神]
玉依姫命(たまよりひめのみこと)
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【左】境内の「十二神社」の案内板。【中央】十二神社とRさん。【右】「三峯神社」もあります。
[きっかけの神さま&散策ポイント]
3月に「玉依比売命(たまよりひめのみこと)」のカードを引きました。古いものに別れを告げ新しく始まることを示す神さま、春先に幸先のよい神さまに会えましたね、と堀田さんのコメントをもらいました。
うきうき、ちょっと遠出の神社散策。今回は何度もご一緒くださっているRさんと二人旅。桜がこぼれんばかりに咲いていました。

境内に白石を敷き詰めた場所がありました【PH上】。裸足になって三周すれば、一周で垢が落ち、二周で気を入れて三周で気を満たす、との案内板が! おぉ、挑戦してみましょうとRさんと二人裸足でいざ! 歩み始めると、入口から入ってすぐのことろは丸く感じる石が、気のせいか半周して向こう側になると、尖っている!! 痛いのなんの。泣きの涙で三周はしましたが、後日、足指の間にあざを発見しました……。いい経験です。

「ご神水」をいただけます【PH下】。帰宅して口に含むと、鉄分と塩味を感じました。海を近くに感じる味でした。
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2019年2月20日(水)来訪
東京都北区西ヶ原の「七社(ななしゃ)神社」 (Click!) に参拝しました。

創建はかなり古いようですが、寛政五年(1793)の火災で記録が消失し、詳細は不明とのこと。しかし火災の翌年の秋分の日には社殿が再建され、今もその日を大祭日として賑やかにお祭りが催されているのだそうです。

当時は仏宝山無量寺の境内に祀られ、「江戸名所図絵」にも「七社(ななのやしろ)」として描かれていたとのこと。明治時代の神仏分離により、現在の地に遷座され、西ヶ原の総鎮守として現在に至るそうです。

[御祭神]
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)
伊邪那美命(いざなみのみこと)
天児屋根命(あめのこやねのみこと)
伊斯許理度賣命(いしこりどめのみこと)
市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)
仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)[帯中日子命(たらしなかつひこのみこと)]
応神天皇(おうじんてんのう)[品陀別命(ほんだわけのみこと)]
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【左】折しも梅の美しい季節。梅を愛でるNさん。【中央】ここは「舞殿(まいどの)」(神楽殿)だそうです。【右】舞殿の内部、美しい彩りです。

[きっかけの神さま&散策ポイント]
2月1日に引いた神さまカードは「伊斯許理度売命(いしこりどめのみこと)」という神さまでした。ここ七社神社のご祭神の一柱です。
「八咫鏡(やたのかがみ)」を鋳造した鏡づくりの祖神だそうです。前月の「玉造り」の神さまとの関連も感じながら、引き続きNさんがご同道くださいました。

参拝の後に立ち寄ったのはすぐ隣の「飛鳥山公園」 (Click!) 。江戸時代から桜の名所として庶民に親しまれた場所だそうです。初来訪のせたがやかんこうあるじの目に飛び込んできたのは飛鳥山公園モノレールの「アスカルゴ」!
これは乗るしかないでしょう! ボタンを押すとゆっくり地上から迎えにきてくれました。乗車時間は2分とあっという間だけど、何とものんびりといい時間。そして無料って泣ける。Nさんとも盛り上がり、ちょっとクセになりそうな乗り物でした。
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プッシュ! で呼びま〜す
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下るアスカルゴ
車内からの眺め
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2019年1月23日(水)来訪
神奈川県伊勢原市の「比々多(ひびた)神社」 (Click!) に参拝しました。

鎮座は初代神武天皇六年(紀元前655)、さらに古い時代から祭祀の行われていた現在の地に社を建立し、大山(おおやま)を神体山として豊斟渟尊(とよくむのみこと)を日本国霊としてお祀りしたことに始まるのだそうです。“さらに古い時代から”という歴史は相当に古く、境内地や近隣から発掘された遺跡遺物などから推測すると、約1万年以上遡るのだとか……!
例祭は4月21・22日ですが、5月の第三土・日曜日には「まが玉祭」が行われるようです。
相模国三ノ宮でもあります。


[主祭神]
豊斟渟尊(とよくむのみこと)[豊国主尊(トヨクニヌシノミコト)]
天明玉命(あめのあかるたまのみこと)
稚日女尊(わかひるめのみこと)
日本武尊(やまとたけるのみこと)
[相殿神]
大酒解神(おおさかとけのかみ)[大山祇神(おおやまつみのかみ)]
小酒解神(こさかとけのかみ)[木花咲耶姫(このはなさくやひめ)]
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【左】裏手の斜面を上っていくと、もともとお社があったという場所「埒面(らちめん)」に建つ元宮がありました。【中央】元宮から眼下に広がる景色。【右】「なでなでまが玉」。同行のNさんもせたがやかんこうあるじもしっかり撫でてきました。
[きっかけの神さま&散策ポイント]
2019年最初に引いた神さまカードは「玉祖命(たまのやのみこと)」という神さまでした。比々多神社の主祭神「天明玉命」と同神とされているそうです。
123と語呂もよいこの日、「玉造り」の神さまにあやかって、何かを心をこめて磨きあげつくりあげるイメージを膨らませたいと思いました。すかっと晴れた当日のお天気とぴたっと調和する、心地よい神社でした。

大山参詣の玄関口である伊勢原駅には、真冬の平日にもかかわらず、路線バスを待つ人の列が。伊勢原という地名は伊勢神宮との所縁もあるそうで、いろんな意味で人が集い祈る土地なのかな、と感じました。

参拝の後は、美味しいお蕎麦をいただきました。ロマンスカーに乗って、神奈川県指定銘菓という「大山こま最中」をつまみ、清々しいお天気や見晴らしのよい眺め、一日の感想をわいわい語らいながら帰路に就きました。
Nさん、ありがとうございました♪
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2018年12月31日(月)来訪
渋谷区神宮前の「青山熊野神社」 (Click!) に参拝しました。

元和五年(1619)、徳川頼宣の邸内(現在の赤坂御所)にお祀りされていたお社が、地元住民の願いによって正保元年(1644)現在の地に移されたのだそうです。「青山総鎮守」とされた神社で、熊野大権現という呼称だったところ、神仏分離の令により社号を現在の「青山熊野神社」に改称したそうです。

[ご祭神]
五十猛ノ命(いだけるのみこと)
大屋津姫ノ命(おおやつひめのみこと)
抓津姫ノ命(つまつひめのみこと)
伊弉冊ノ命(いざなみのみこと)
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【左】・【右】左の狛犬さんの頭にあるのは角かなと思うんですが、右の方は……宝珠?
【中央】ザ・大晦日、まさに大祓か。茅の輪好きのせたがやかんこうあるじはウキウキします。
[きっかけの神さま&散策ポイント]
12月に引いた神さまカードは「大屋毘古神(おおやびこのかみ)」という木の神さまでした。『日本書紀』の「五十猛ノ命」と同神とされているそうです。
小さな神社ですが、静かでこんもりとした森の感覚があります。境内にはけっこうな高さの木が。
この神社がもともとあったのは徳川頼宣公の邸内。この方は家康公の十男で、紀州徳川家の祖だそうです。
紀州といえば木の国。だから、お祀りしていたのか、それとも別の理由があったのか? 
想像するとワクワクしますが、何よりも一年の最後の日、茅の輪をくぐって、旧い年に感謝をこめつつさようならしてきました。
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